What is シカうどん?

2005年9月23日
 三連休の初日、Astrumは末っ子を伴い、日光の湯川に出かけました。
今日は「釣り」ではなくて、戦場ヶ原のトレッキングが目的です。
次男も行く予定だったのですが、よく有りがちなドタキャン!!
末っ子一人では、話し相手がいなくて退屈するかとも思いましたが、まぁシャーナイですわ。。。。

車に酔いやすい末っ子の様子を伺いながら、ゆっくり車を走らせます。
道中、おかしな看板に遭遇しました。

「日本一あやしい美術館」・・・・・?
うむーぅ。。。どういう風にあやしいんですかねぇ。
怪しいのか、それとも妖しいのか???
子供には見せられないような、あんなモノとかこんなモノとかが展示してあるのか、それとも幽霊とかオバケみたいなオカルト風に怪しいのかもしれません。

誰か入ったことのある人、どんな風にあやしいのか教えてください。




途中のコンビニで、昼食のオニギリとかおやつを買っていると、子供が100円のビスケットを持ってきました。
「そんなお菓子なら、たくさん買ったんで、置いてきなさい!」というと、「ちがうよ。これは、途中で出てくるお猿さんにあげるおやつなんだよぉ!」とホッペを膨らませます。

いろは坂を登りながらキョロキョロしてましたが、今回はお猿さんはお休みのようです。末っ子、ガックリ。


赤沼の駐車場に車を置いて、湯滝に向けて歩き出します。
「ねぇ、おとーさん。キツネとかいるのかなぁ・・・?」
「んー。。。どーかなーぁ。シカさんとかリスさんは出てくるかもしれないよ。」
「ぼくねぇ、キツネが捕まえたいんだよぉ。」
「もしキツネが出てきても、足が速いからタックンでは捕まえきれないと思うよ〜ぉ。」
「大丈夫だよーぉ。ボク、足速いんで追いつけるよ。」
「ふーん。。。追いついて捕まえたら、どうするの?」
「きつねうどんにして、食べるんだよッ。。」
「・・・・・。」
「そっかぁ、なるほどネ。きつねうどんにするのかぁ。。。」 (゜ロ゜; 

しばらくすると、子供がへたり込んで、お腹すいたよーぉ。。。とボヤきはじめました。
時間は12:30を過ぎてます。
じゃぁひと休みして、オニギリ食べよっか〜ぁ。。。
リュックを降ろしてオニギリを出そうとすると・・・・???
ありッ???
買ったはずのオニギリの入ったコンビニの袋が見当たりません。。。
どうやら車の中に忘れてきたみたいです。
「ごめん。おとーさん、車にオニギリ忘れてきちゃったみたいだよ。」というと、子供は残念そうにしながらも、「じゃぁ、ビスケットで我慢するよッ。。」と殊勝なことをいいます。
サルにあげるつもりの「マリービスケット」と「チップスター」が、今日のお弁当となってしまったのでした。
子供の「サル知恵?」のおかげで、飢えをしのぐことができました。。。(._.;)

今日は、戦場ヶ原名物?のシカが頻繁に見かけられます。
また子供が「あの鹿捕まえたいなーぁ。。。」と言ってます。
「捕まえて、どうすんの?」
「シカうどんにするんだよ。。。」 
「へっ??? +  =  シカうどん??? 」
「おとーさんは、シカうどんっていうのは聞いたことないぞーぉ。。」
「大昔のひとは、シカとかブタとか恐竜を捕まえて、焼いて食べてたんだよ。」
「へーぇ。そうなのかーぁ?」
「そーだよッ。焚き火の上で焼いて、お肉を切って食べるんだよ。」
どうやら、子供の頭の中では、焚き火の上でグルグル回されているブタの丸焼きの光景が浮かんでいるようです。

 
シカうどんの「具」が、アチコチに・・・・・(・_・;)

しっかし、なんで動物見ると、うどんとか焼肉が浮かぶんですかねぇ。。。
コイツの頭ン中は、いったいどうなってるんでしょう?
日頃、ひもじい思いをさせている反動で、そういう発想になってしまうんでしょうか???
我が家の食生活の中で、肉を食わせてないってことは無いような気がするんですけどねぇ・・・・たぶん。。。


青木橋の手前で、今回のもうひとつの目的。
「あだむすパパ」さん、「愚鱒」さん、「たつと」さんを発見しました。「Minoru」さんも、ご一緒のようです。
パパさんは、ちびブルックのライズを狙ってます。

サカナの大きさに、パパさんニガ笑い。。。
愚鱒さんは「もう50匹釣っちゃったよーぉ。。」と言いながら、やる気のあるブルックを狙って手こずってます。
見てると、いいサイズのサカナがフライを追いかけてくるんですがフライをくわえる直前にUターンしていきます。
フライサイズは、#20とのこと。
うひゃーぁ!! それでは私にはゼッタイ釣れんなーぁ。。。
たつとさんは、フライかティペットのメンテ中。声を掛け損なってしまいました。

うーッ、うらやましい。。。
Astrumもロッド取ってきて、キャストしたい!!
持ってこなかったのを、ちょっぴり後悔…。

あまり長く眺めているとロッド取りに車に戻ってしまいそうなので、そうならないうちに失礼して湯滝を目指しました。

 
藪をかき分けて子供が近づいていくと、「シカうどんの具」がこっち向いて様子を伺います。
子供が動きを止めると、安心して再び水中の藻を食べ始めます。
で、子供がまた一歩近づくと、シカが振り返る。。。
まるで、「達磨さんが転んだ!」をやってるみたいです・・・・・・(笑)


水浴びしているシカと、今日はやたら多く見かけるカップルのフライフィッシャーを,恨めしくながめながら、3時間ほどで湯滝に到着。

で、やっぱり湯元温泉の「山月」さんに立ち寄り、ゆっくりお風呂に入って、湯ノ湖の湖畔を散歩して、暗くなる頃帰路につきました。
  
こぢんまりした内湯と展望風呂ですが、訪れる人もそう多くなく、貸し切り状態でゆっくり入ってきましたよッ。
家族で立ち寄るには、ちょうどいいお風呂です。


帰りに、中善寺湖畔の旅館街にあるうどん屋さんに寄って食事。。。
末っ子は、当然「きつねうどん」を頼むのだろうと思っていたら、ラーメンが食べたいといいます。
な、なんじゃ、そりゃーぁ。。。(・_・;)?

帰宅して、女房に「きつねうどん」と「シカうどん」の話をしたら、大笑いしています。
で、その後の会話。

女房  :  「タックン、キツネは居なかったの?」
末っ子 :  「キツネ探したんだけど、出てこなかったよ。シカは居たんだけどネ。」
長男  : 「タックン、きつねうどんって、キツネの肉は入ってないんだよ。」
次男  : 「ウソッ!! きつねうどんって、キツネの肉入ってないの? 
       じゃ、たぬきうどんにも、タヌキは入ってないの?」
私&女房: 「・・・・・・・。。。」 (゜ロ゜;

アカン。。。
Astrumは、どうも次男と末っ子の教育方針を間違っているような気がしてきました。。。