11PM-Fishing

2005年7月30日
 一昨日の夜、また性懲りも無く出かけてしまいました・・・・11PM−Fishing。。。

夜10時過ぎに会社の戸締りをして、10時半頃には目指す野池に到着。車を降りて、池の様子を見まわします。
しかし今日は、いつものように鯉が水面で跳ねたりブラックバスがボイルする気配がありません。いつもはウルサく大合唱しているウシガエルも、遠くの方で2匹ほど鳴いているだけです。
空気は蒸し暑く、空は雲に覆われ、ドロ〜ンとしたナマあたたかい風・・・・。

ウッ、、、なんだか怖いよ〜ぉ。。。

ゾワワワワ〜〜〜。。。
メチャクチャ蒸し暑いのに、二の腕に鳥肌が立ちます。。。なぜッ???

なんかビキニだな〜ぁ・・・・・。  σ(^_^;)ん?

もとい。。。ブキミだなーぁ・・・・・と思いつつも、タックルをセットし、今日のために「じゃうしゃう屋さん」で買った新しいルアーを結びました。

で、フェンスを回り込んで、先日活性の高かった場所にポジショニング。。。と思った瞬間「ガサ・ガサ・ガサッ!」大きな木の後ろの藪から弾丸のように何かが飛び出してきました。

「ドッキ〜ン!!」
固まってしまったAstrum。心臓だけがバクバクいってます。
ネコでした。。。
「ネコだよ〜ぉ。。。」誰にも言うこともなく、独り言をつぶやいて心を落ち着かせます。

気を取り直して、「いかにもポイント」にミケて、、、じゃなくて、、、向けてキャスト!
ブキミさを紛らわすために、いつも通り歌を歌います。

♪♪
好きなとき でかぁけてーぇ すきなトキにあまぁえぇ〜てぇ
せえいぃーっぱい たぁだ生きている いまだぁーかぁーらこそ〜ぉ
好きなとき でかぁけてーぇ すきなトキにあまぁえぇ〜てぇ
せえいぃーっぱい たぁだ生きている いまだぁーかぁーらこそ〜ぉ
♪♪

歌いだしたのは、大塚愛ちゃんの「ネコに風船」。。。
なんでか知りませんが、おんなじフレーズが延々繰り返されてます。。。そうです。お察しの通り、Astrumはサビの部分のこのフレーズしか知らないのでした。σ(・_・;)?

しかし今日は、車を降りた時に感じたとおり何度探っても新しいルアーにサカナの反応はありません。
そのうち疑心暗鬼になってきて、ルアーを変えてみるかぁ。。という気になってます。
あと3回投げて反応が無かったら、ルアー替えるべ。。。
と思っていたら、ルアーをピックアップする直前にロッドがブルルン!
ヨッシャーぁ!!
  
32cmくらいのバスが掛かってきました。カラダにキズのないグッドな野池のアイちゃんです。

それからは、急に活性が上がったみたいで、ホンの30分くらいの間に立て続けに4匹のバスが掛かってきてくれました。(p^-^)p
    

今度は方向を変えて投げてみようと思って、真後ろにロッドを振り上げたら、ガシャッ!!
後ろのフェンスにルアーが引っかかったようです。。。ありゃりゃ。。。

ルアーとともに、ラインも引っかかってグシャグシャになってしまいました。
暗闇の中で絡まったPEラインを解くのは、かなりツライ。。。
口に懐中電灯をくわえて、グルグル巻きにからまったラインを解きます。
耳元にプーンと、やぶ蚊が寄ってきます。
うーぅ。。。ウザイッ!!
そうこうしているうちに、懐中電灯をくわえた私の口の筋肉がケイレンしてきました。とともに、細い懐中電灯を伝ってタラぁ〜り・タラぁ〜りと流れてくるものがあります。(゜ρ゜)うッ、ヨダレ。。。

あきらめました。(>_<)
くしゃくしゃのラインをテキトーなところで切断し、ガイドに通して再びルアーをセット。
気を取り直して、再びキャストーぉーぉ。。。
「バリッ。。。。ジャボン。。。」

・・・・・・・w(^_^)ン???

今度は、ロッドの先端がなくなってしまいました。
あーぁ。。。なんだよーぉ。。。今度は、ロッドが抜けちゃったよーぉ。。。
スピニングリールのハンドルを回して、ルアーとともにロッドの先っぽを回収し、つなぎ直そうとするAstrum。
でも何でかしりませんが、うまく継ぎ目が差し込めません。
「せっかくいい感じで釣れてんのに、なんでだよーぉ。。。じれったいなーぁ。。。」と思ってさっきと同じように懐中電灯をくわえてロッドの継ぎ目を見たら。。。。。

ありッ??

飛んでいったロッドの継ぎ目部分が、ピカチュウのシッポ・・・・・・ガ〜ン!!
「・・・・・・・。」

折れてしまったロッドを片手に、ショックでしばし放心状態に陥っていたAstrumの耳元に、カサッ、カサッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ・・・・・と、短い規則正しい呼吸音が????

ボーッとしながら、ゆっくり音の方を振り向いたAstrum。。。
ドッキーン!!
暗闇の中、道の向こうにある街灯の薄明かりに浮かび上がるように4匹のイヌが並んで私を見つめてました。ぞわーッ!!
4匹のうちの一番前にいる大きいイヌと視線がシンクロします。
額を脂汗が伝わり、全身に鳥肌が立ちます。
何となく、目をそらしたら襲い掛かってきそうな気がしたので、腹に力を込めて睨みつけながら折れたロッドの先端部をビュッ!!と一回素振りしました。

その音にビクンと一瞬驚いた様子のイヌの親分は、半身になったまま再びコチラを窺うように見返してきます。
Astrumは、フェンス越しにロッドをビュンビュンいわせながら、車に向かってゆっくり歩き出しました。でも怖さでやっぱり早足になってしまいます。。。(笑)

車に戻ってエンジンをかけたとき、全身汗まみれ。。。タバコに火をつけてフーッと煙りを吐き出したところで、やっと心臓の動きがフツーに戻ったような気がしました。

ここで後部シートから濡れた手のひらが首筋にペタッ。。。な〜んてことがあったら、わたしゃ心臓麻痺でアノ世逝きですなーぁ。

帰りの車の中、いつしか歌ってたのは、こんな歌だったのでした。。。
♪♪
いーぬーのーお巡りさん、困ってしまってワンワンワワン、ワンワンワワン。。。σ(^_^)?