雨が止みそうで止みそうにない中、見切り発車的に自宅を出ました。 県境を抜ける時に雨が降っていたら「ジョーズの川」へ。。。(そのココロは・・・・鮫川)(..;) 止んでいたら「一等前後賞合わせて3億円の川」へ。。。(そのココロは・・・・久慈川)(・_・) ふむふむ で、県境を抜ける時は「ジョーズの子供」でした。。。(そのココロは・・・・・小雨)C= C= \(;・_・)/ 迷った末に、距離の近い「3億円の川」を選びました。 途中の山道、霧が立ち込めてかなり不気味です・・・・今日は、あの「ぬりかべのユーレイ」出ないだろうなーぁ。。。 暗闇を走りながら、ルームミラーに目を移すと、小学生くらいの男の子の顔がミラーに写し出され・・・・・怖い〜ぃ。。。 で、今回は何事もなく目的の岸辺に到着。さっそく支度をして釣り上がります。 が、しかし・・・・・。 全然姿も見えず、反応もない。水も濁ってます。 「つまらん!! 今日の川はマッタクつまらん!!」などと、どっかのCMの大滝おじいちゃんのセリフを吐きながら釣りあがること1時間。 日が昇るにつれて、どうもハエとショウジョウバエの中間くらいの大きさの黒いハエが2匹、目の前をうるさく飛びまわり、かなりウザイ。。。集中力を削がれます。 サングラスの周りを飛び回るハエを追い払おうと、右手で宙をつかみます。 「つかんだッ!!」 拳をギュッと握って潰したかに思えたハエが、拳を開いたら再び飛び上がり、顔の周りにまとわりつきます。 その瞬間、「チャポッ」とアタックが。。。。ハエに気を取られて合わせられず。。。(泣) チキショーォ!! 怒ったぞーォ!! いつも持ち歩いている「四次元ポケット付きショルダーバッグ」から、例のCMの「隣りのオバサン撃退用水性キンチョール?」を出してきて、無差別報復テロ攻撃!! (こんなモンまで持ち歩いてる私って…変???) 報復テロ攻撃が一段落したら、不思議なもので、そこから先は頻繁にアタックが出るようになりました。 落ち込みの白泡のヨレにしばーらくフライを漂わせていたら、突然水底から茶色いものが浮かび上がってきて、フライをヒッタクっていきます。 「よっしゃーあ!!」 サカナがグイグイ竿を引き込みます。 3度目の引き込みで・・・・・スカッ。。。ラインが宙を舞いました。 ぎゃーぁ。。。デカかったのにーぃ!! イワナだったのにーぃ!! 葦の繁みの流れに来ました。いわゆる「いかにもポイント」。 この川は、どちらかというと上流に向って左岸の方にポイントが多いような感じです。 (すいません。文章と写真の整合性がとれてません。。。) ♪♪ 小さく投げキャッス chu chu!! するときも するときもぉ フライにラインを chu chu!! 通すのも 通すのもぉ いつでもいつでも 竿わーぁ〜 ひっだりきっきーぃ ♪♪ と歌いながら慣れない左手にロッドを持って、新しいフライを結んで小さいモーションでキャスト!! ツツーッ。。。 チャポッ!! ビシッ!! 「ヨッシャーァ!!」 いいサイズのヤマメが、素直な反応でアタックしてきました。 小気味良い躍動感が、左腕に伝わります。久慈川の麻丘めぐみちゃんは22cmのグッドプロポーションです。 同じようなポイントでもう1匹追加し、時計をみたら9時過ぎてます。とりあえず場所を替えることにして一旦車に戻り、遊魚券を買いながら去年から目を付けていたもう1ヵ所のポイントに向います。 遊魚券を買った民家のジッちゃんに「最近は放流とかあったんですかーぁ。。」と聞いたら、「ナンとか何とかダッペから、いがっぺよーぉ!!」みたいな返事が返ってきました。 「へーぇ、そうなんですかーぁ。。。」と笑って返事したものの、何と言われたのか理解不能。(゚。゚)ボー 気の弱い私は、それ以上突っ込んで話を聞くことはできませんでした。 「まったく、つまらん!!」 街道沿いには、山吹色の鮮やかなレンギョウの花。 そして山里の小学校の分校に訪れた遅い春が、ヒュルリ〜ラ、ヒュルリ〜ラと散っていきます。 ♪♪桜舞い散る中に忘れた記憶と、君の声が戻ってくる 吹き止まない春の、風あの頃のままで 君が風に舞う髪かき分けたときの、淡い香戻ってくる 二人約束した あの頃のままで・・・・♪♪ という「ケツメイシ」の歌とともに、昔約束した、薄桃色のカーディガンの似合う美しい黒髪の彼女の面影が浮かんできます・・・・しんみり。。。(・_・;)? *****ウソだと思ってるヒトは、今すぐウソ発見器持ってAstrumの家まで出頭しなさ〜い!***** イカン、イカン。 そんな感傷にひたってる場合じゃありません。 「京子ーォ 釣るんだーァ!!」という「アニマルとっツァン」の声がしたようで、我に返りました。で、よくみると先ほどの民家のジッちゃんが、玄関先からナニやら叫んでます。 気の弱い私、遊魚券のお金は払ったものの、券もらうの忘れちゃったみたいです。(恥) で、ジッちゃんから受取った券をぶら下げて入った次のポイントでは、水に足を浸した途端にサカナが2匹走りました。 これは、期待が持てますよーぉ♪♪ 遡行をはじめた直後、さっそくヤマメが顔を見せてくれました。 その後も頻繁にアタックがあります。でも、全部バレました。(泣) しかし、このポイントのサカナは、ヒジョーに素直にフライにアタックしてくれるような気がします。フッキングには至らないものの「いかにもポイント」からは必ずと言っていいほど反応があります。 木に引っ掛けたフライを回収しようと思って枝を引っ張ったら・・・・・ 「ギョエーぇぇぇ。。ヘンな毛虫だよーぉ。。。(泣)」と思ったら、木の芽の裏に自分のフライが巻き付いているだけのコトでした。。。(^_^;) 石で遮られて3段になった小さな落ち込みの流れ出し・・・・真ん中の流れ出しにフライを流していると、後からサカナが追いかけてきています。 おおーッ、イワナが追いかけてきてるよーぉ。。。くぇッ! くぇッ!! でもサカナがフライに追いつく前に、フライが落ち込みに消えてしまいました。イワナと私の目が合ったような気がします。アイコンタクトσ(^_^;)ん? 中途半端にサカナがフライをくわえなかったのが幸いしたようで、同じ所を流した3回目に、川底から浮き上がって「パクッ!」とくわえてくれました。 うぉぉぉぉぉぉーッ!! 今年初めてのイワナです〜ぅ。\(^O^)/ スリムな体型の23cmに思わずガッチュ!!。。。 今年の春は、いつになく色鮮やかで、美しい春だったような気がします。 渓流のサカナ達も、活発に、そして果敢に私のフライを追ってくれました。 山桜の舞い散る中で、往く春を惜しむかのように流れる花びらと、ペールイエローの私のパラシュートフライ。 そして、それをくわえに来てくれた8匹の渓流の妖精達。 私が次に来る時まで、イクラとか葡萄虫に見向きもしないで、ひっそりと大きくなっていてくれてたらいいですねぇ。。。
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