苦闘、ホリデーロッヂ鹿留
ついにやってきました、ホリデイロッヂ鹿留。
都留(つる)市にあるので「かる」と読むのかと思っていたら、ホームページには「しかどめと読まないでください。ししどめです。」とかいてありました。「かる」と読んでしまうのは私だけだったみたい。恥・・・・。
朝5時過ぎに家を出発し、約3時間のドライブです。しかも今回は子連れ。その上雪が積もっています。
いつものウキウキ感より、若干トーンが下がり気味です。ウキ憂きというところです。
現地に着くと、池のそばで、今回の釣行会の幹事さんである「あだむすパパさん」ご一行を探します。でも、みなさん既に釣り始めていらっしゃるようで、ベースキャンプにはご不在です。
子供に急かされて、挨拶は後回しにして、ポンドを覗きます。
うーん。イメージとは、かなりギャップがあります。水が透き通っていて、水深もけっこうありそうです。そのうえ積雪で、日陰ではかなり寒いです。人も多く、魚のプレッシャーも高そうです。
子供にも16番くらいのフックのヘアーズイアーか、マラブーのウキ釣りでいけるかなーぁと想定していたのですが、チョッと違いそうです。そういえば、受付の人に、傾向と対策を聞き損ねました。
まあ、ともかくやってみようと思い、しばらくやってみましたが、全然反応がありません。もっと小さいフライじゃないと勝負にならない様子です。
そうこうしているうちに、子供達が、はや飽きてきてウロウロしはじめました。こうなると釣りになりません。他の人にも迷惑をかけます。
そこで、雪を掻き分け、川の方へ行ってみました。でも子供達のはしゃぎ様に不安は増大し、釣りどころではありません。
お昼近くなって、おなか空いたーぁとの子供のボヤキを聞きながら、釣行会ベースキャンプに戻ってみると、皆さん集まっておられます。総勢二十数名。アツアツの美味いお鍋が3個。お餅にツマミ多数。各種アルコールは持参。気温は低いもののお天気は最高。釣り談義に花が咲きます。ほとんど初対面の方々ですが、ホームページ上でコンテンツを拝見している方々ばかりですので、「あーあ、この方が・・・・」という感じです。
子供達も、ビンゴゲームのプレゼンターをさせてもらったり、楽しませてもらいました。
←パパさんのキムチ鍋は、アツアツでいい味出てました。美味ッ!!
さて、昼からは蝉丸回避の為には、なりふりかまわず釣らなければ・・・・というプレッシャーが襲ってきます。「FF裏千家の家元さん」に攻略パターンを伺い、#20のミッジを結んで再開です。でも、なかなか釣れません。見かねた家元さんが声をかけてくれます。爆釣フライを付けていただき、攻略法を伝授してくださいました。
マーカーを外してポケットに突っ込み、さっそく試します。なんと、簡単に釣れました。このあたりの状況判断とか、フライパターンの選択・ラインナップなど、私はまだまだぜんぜん未熟者です。頂戴したフライを長男に渡し、なんとか釣らせてあげようと、釣り方を教えました。首尾よく長男もフッキング。おかげさまで、親子して蝉丸回避しました。
嬉しかったのは、家元さんが自分の爆釣フライを私の竿にわざわざ付けていただいている時、付いていた私のピューパを見て「この赤虫フライすごく釣れそうだねーぇ。」と言っていただいた事です。
最初は言われた意味が解からなかったのですが、フライを誉めてもらったのだと理解した時は、頬がほころびました。恥ずかしくて人に見せるようなフライじゃないと思い、ほとんど誰にも見せたことの無い自分のフライに、すごく釣れそうだという評価をもらうなんて・・・・。
私も爆釣フライで2匹釣り上げたので、あとは長男に数匹の幸運があるのを念じつつ、下の2人の子供と雪の中でソリ遊びに興じました。(実はこれが一番疲れるんです。子供2人のソリを引っ張るのは、はっきり言って地獄です。巨人の星のタイヤ引きダッシュ20往復特訓みたいなものです。)
日が傾いて寒くなった所で、帰り支度をはじめました。
長男は、4匹ほど釣れたと喜んで、帰ったらフライを巻かせてくれと言ってきました。釣りとしては満足のいくものではなかったものの、ご一緒させていただいた皆さんのおかげで、一日中楽しく過ごせました。スポーツバッグに富士山の土と空気を詰め込んで、再びこの地を踏めることを念じて、鹿留を後にしました。
夕暮れの鹿留湖→
帰りに途中のパーキングエリアで休憩し、缶コーヒーを買いました。コーヒーを飲んで車の座席に座った瞬間、グサッ!!と何かが私の太腿に刺さりました。「イテ―ェェェ…!!」
とっさにジーンズのポケットを探ります。ジーンズの裏地を突き破って、私の色っぽい太腿に刺さっていたのは、コー○ック社のウキ型マーカーでした。家元さんのフライを付けた時に外したヤツです。皆さんも、不用意にマーカーをポケットに入れないようにご注意ください。はっきり言って痛いです。涙が出ます。血も出ます。
親子での釣行会参加、得るものの大きい一日となりました。ご一緒させていただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
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