[Chapter@] 毎月、月末から月初めがメッチャお忙氏のAstrum。 8日間連続出勤のストレスを発散すべく、仕事がハネた夜10:00、おもむろに近所の野池に向かいました。 駐車場には、ワタシのクルマ以外に4台のクルマが停まっています。そのうち1台は、エンジンをかけっぱなしのカップル。もう1台も二人連れのようですから、カップルなんでしょう。。。 う、う、うらやましい・・・・(゚ρ゚;)よだれ。。。 9月に入って夜風にも秋の気配が漂う中、ワイシャツにスーツスラックス・トレッキングシューズという珍妙なスタイルで500メートル四方の野池の岸に立って、いざキャスト!! 30分くらいは何の反応も無く、コウモリだけが上空を音も無く飛びまわってます。 突然!! 「しかたねーだろ!! 勝手にしろよ!!」という男性の声とともにクルマのドアが開きます。 続けて、「※<LD>■+`?*▲・・・・◇=¥^・・・。」という女性の声。 ・・・・・どうやらワタシ、痴話喧嘩の中で釣りをしてるというシチュエーションのようです(゚ロ゚;)!? その状況を自分なりに把握したとき、ゆっくり引いてきていたバイブレーションルアーの異変がロッドに伝わってきました。 グイーッとロッドをスィープすると、ゴロンゴロンというサカナがくねるような引き具合。 ん??? なんだかブラックバスの引き具合とは違うみたいだ。。。鯉かな??? 運良くグルグル回転するような引き方のサカナをランディングしました。 闇夜の中で、懐中電灯を照らしてみると・・・・・Y(>_<、)Y ヒェェ! 「なんじゃコリャ〜ぁ!!」 ナマズさんですわ。。。40cmくらいかな? しかし・・・・夜の野池では、かなりブキミ。。。 ルアーを外すのがコワイ。。。。 なんとかルアーを外してナマズをリリースしていると、さっきの車の中から、「チョット、ダメよ!! こんなところで〜※※※。。。」みたいな女性の声が。。。。 チョット、チョット〜ぉ!! さっきまでケンカしてたのは、どうなっちゃったのさ〜ぁ。。。(¬、¬) アヤシイ ・・・・ってトコで再び。。。。ルアーが着水した直後にゴツゴツ、ゴゴッという反応が。。。 上手い具合にサカナを寄せてきてドゥりゃ〜ぁ〜ッ!!と抜き上げた瞬間、かかっていたルアーが外れて、草むらの中をブラックバス君がパタパタと跳ね回ってカップルの乗るクルマの方に向かっていきます。 「コラコラ、そっちはイカン!! やめれ!!」 アセってバスの胴体を押さえて、親指を口に入れて抱え上げてたりします。 でも、けっこういいサイズでしたよ。34cmってトコです。 2時間チョッとの中で、2種類のソコソコのサイズを1匹ずつ釣り上げたAstrum。 その夜は、涼しさも手伝って、グッスリと安眠したのでした。 [ChapterA] その翌々日、名ばかりの立ち入り禁止の看板をすり抜けて、やってきました・・・大洗海岸!! 季節外れのビキニギャルを見物にきたワケではありません。 4メートル半のスピニングロッド3本を担いで、砂浜に突き出た消波ブロックの上に陣取ります。 時間は、午後10:00。 今夜は、明日の夕食のメインディッシュとなるべきイシモチ釣りにやってきてるのです。 夏休みで寄生虫の・・・・ちがった。。。帰省中の長男に、釣りにいこうぜ!!と声をかけたら、ナゼか10歳と15歳の次男三男まで「連れて行け」と言い出す始末。 夜の消波ブロックの上は危険だから、ゼッタイ走り回らないコト!!と、強く言い聞かせて、仕方なく連れ立ってやってきました。 さっそくキャスト開始。 夜のキャストはオモリがどこに飛んでいったかわからないため、長男もキャストに苦労してます。 小一時間の間は、釣果なし。。。 末っ子が「釣れないね〜ぇ。。。」とボヤいております。 その時、一番端の末っ子の前に置いていた竿先が、ブルンブルンと揺れました。 末っ子に「タクちゃん、今、その竿さわった?」と訊くと「うーうん。さわってないよ。」 と同時に駆け寄ったAstrumおとーさん。。。 どりゃーぁ!!とばかりにロッドにアワセをいれると、ズッシリと確かな手ごたえが・・・・。 念願のイシモチ君が釣れてくれました。 しばらくしたら、長男のロッドにも反応が・・・・。 30分おきくらいに、ポツポツと釣れてくるイシモチ。 夜2時過ぎには、大小取り混ぜて5匹のイシモチがクーラーボックスの中に納まりました。 子供達も睡魔に襲われて愚図りはじめたとき、キャストミスして、ほんの20mくらい先に放り込んでいたロッドがカラカラッと転がりました。 アレッ?と思って、念のため聞き合せてみると・・・・ゴンゴンゴンという明確な生体反応!! アセってリールを巻き上げると、かなり大きなサカナが掛かっているようで、ロッドが軋んでいます。手前のテトラポットに引っかからないようにイッキに抜け上げた先には、キリンラガービール大ビンサイズのサカナが。。。 抜き上げた反動でラインが切れて、サカナがバタバタと跳ね回ってます。 次男と末っ子が、大騒ぎでサカナを追い掛け回しますが押さえきれません。 もし、なんか毒を持ったサカナだったら危ないと思ったAstrum。 ロッドを放り投げて、子供達の所に駆け寄ろうとした瞬間!! ブロックの隙間の穴に左足がズッポリ。。。 血をダラダラ流しながら仕留めたサカナは、ビールビンサイズのアイナメ。 夕食確保の使命を、足のケガとともに達成したAstrum家の主は、足の痛みをこらえながら、爆睡する子供達を乗せて、自宅へと帰りついたのでした。 その日の夕食・・・・美味いサカナの塩焼きにあり付いたのは、言うまでもありません。 [ChapterB] そして、そのまた2日後。。。。 深夜の日光有料道路をひた走る我が愛車おさわりクン。 足のキズが癒える間もなく、日光湯川に向けてステアリングハンドルをにぎるAstrumが居りました。 夜11:00過ぎまで、水戸の繁華街の某所でカラオケに興じていたAstrum。 本日のパートナーのチェリーちゃんの制止を振り切って出てきたのです。 ←チェリーちゃん おさわり君のカーステレオからは、沢田研二「サムライ」 ♪♪ ありがとお〜 チェリィ〜(チェリィ〜) オマエは いい女だったぁ〜 ジンロのチャミスルより 酔わせてくれたよ〜 だけど チェリィ〜 あばよぉ チェリィ〜 オレは 行かなくっちゃ いけないんだよ〜ぉ ♪♪ いろは坂の登り口では…前回見落とした「ぼ」の看板の前で車を停めて記念撮影。。。(^_^;) 明智平の先のトンネル入り口に差し掛かったとき、左前方から道を横切る不審なカゲが・・・・。 ウワッ!!と思ってブレーキを踏むと、鹿が1頭「ワリィワリィ」とアタマを掻きながら横切っていきました。 続いてもう1頭が、黄色い帽子をかぶって「おはようございま〜す!」と右前足を上げて横断していきます。 ・・・・ウソです。。。(^_^;) 釣りに行くときに野生の生き物に会った時は、釣果がはかばかしくありません。 イヤな予感。。。。 赤沼駐車場に着いて車から外に出てみると、満天の星空です。 こんな美しい星空を見上げるのは、何年ぶりでしょう。 東北東の空に輝けるオリオン。そして、くっきりと浮かぶ天の川の対岸にポーラスターを望むカシオペア。 原生林の方からは、コヨーテの遠吠え…σ(^_^;)ん? 仮眠から目を覚ますと、2年ぶりに待ち合わせた「さるるんさん」の車がスルスルっと入ってきました。 外気温は6度。そんな寒い中、旧交を温める気力はなく、あうんの呼吸で湯滝へ。。。。 さっそく観瀑台の下の流れに、ビーズヘッドニンフを流します。 いつもなら、この流れの中でブルッブルッ、ブルブルッとブルックトラウトがロッドを震わせてくれるのですが、ナゼか今日はむなしくマーカーが流れるのみ。。。 滝壺で、さるるんさんが小ぶりのブルックを2匹釣り上げたそうで「サカナ、いるんだ〜ぁ。。」と一安心。 ♪♪ 片手に〜 たけざお〜 へんこぉ〜 サングラス〜 ポケットにティペット〜 背中にタモ網を あぁ あぁ あぁ〜 あああ〜 あぁ あぁ ああ〜 ♪♪ などと歌いながらしばらく釣り下ってみると、やっとワタシにも待望のヒットが!! 20cm弱のブルックさんです。 なんだかヤタラとシブい今年の湯川。案外このサイズは、いいサイズといえるのかもしれません。 ポツポツと3匹くらい釣れてくれた頃に、ようやく湯滝売店のシャッターが開いて、密漁状態を脱出しました。 秋らしく、あちこちにキノコがいっぱい生えてます。 ガマズミの実も赤く色づいてます。 児滝に来たら、橋の上から水面を覗いていたさるるんさん。 「 (゜ロ゜; ぜんぜんサカナがいないじゃないですか〜ぁ!!)と憮然たる表情。。。 Astrumも、児滝の下で釣れたのは、こ〜んなチビっ子マスです。 さるるんさんと2人してお昼まで釣り下って、たいした釣果もなく湯滝駐車場に戻ります。 昼からも滝見ギャラリーに見守られながら、湯滝周辺でキャストを繰り返します。 「さるるんさん、ホンマに反応悪いね〜ぇ。。」 「こんなに魚影薄いとは思いませんでしたよ〜ぉ(泣) だって、サカナいねぇんだもん。。」 とブツブツ文句たれてるところでAstrumにフィーッシュ!! さるるんさん、おもむろに取り出してきたのは・・・・・いつもの胃カメラ検診ツール(^_^;) 例によって、口の中にスポイト突っ込んでグビグビグビッ!! 「う、う、うえッ!!」 かわいそうに。。。ブルックさん、涙とよだれまみれになって苦しんでるみたい。。。m(_ _)mスマン グッタリ。。。。 んで、出てきたのは・・・・やっぱりAstrumにはワケのわからんムシでしたわ(^_^;)? その後も反応が薄いながら、合計12匹のブルックトラウトをネットに入れたAstrum。 さるるんさんも、同じようなカンジの釣果のようです。 道行くギャラリーの目の前で、25cmほどの本日最大のホンマスを13匹目に数えたところでタイムアップ。。。 脱渓して湯滝売店に寄って話を聞くと、なんとこの時期にまだバッヂが残っているそうです。魚影の薄さを嫌気して、釣り人が訪れてないってことがよくわかりましたわ(゚ロ゚;)!? 帰りは、湯元の温泉で汗を流して、お土産に湯葉を買っていくというサルちゃんとはココでお別れ。さるるんさん、お疲れさまでした。 釣れた〜ぁという気にはなりませんが、おいしい空気と景色、のりたま模様のブルック、そして硫黄の香の温泉に癒されたリラックスした1日でしたネ。 水戸を目指して、ターボエンジンを回すおさわり君のBGMは、やっぱり「サムライ」でありました。。。 ♪♪ ありがとお〜 チェリィ〜(チェリィ〜) オマエは いい女だったぁ〜 ジンロのチャミスルより 酔わせてくれたよ〜 だけど チェリィ〜 あばよぉ チェリィ〜 オレは 行かなくっちゃ いけないんだよ〜ぉ みやげに〜 湯葉でも 買って行き〜たいけど そしたら キムチを はさんで〜 たべるぅだろぉ イルボネは〜 だれでも ワサビわぁ 食うけど トウガラシが たべれる ワケじゃぁ ないんだよ〜ぉ ♪♪ ・・・・・・なんちゅう歌じゃ。。。┐(^-^;)┌
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